ターコイズ(トルコ石)は不貞を教える宝石
ターコイズ(トルコ石)
ターコイズの言い伝え
ターコイズ
冴島唯月さん(id:ohitorisamazanmai)よりのリクエストがありましたので、ターコイズについて一発。
ターコイズは別名トルコ石と言います。ツタンカーメン王の葬祭用の仮面も装飾していた12月の誕生石です。「私を忘れないで」との意味もあり、身に着けている人に安らぎを与えてくれる宝石です。
多孔質の為、研磨した表面の微小穴を塞ぐためのワックス処理が伝統的に行われてます。通常であれば人工処理として批判を浴びるところですが、ターコイズに関しては当然の処理として文化となっており、咎める宝石業界の人は誰もいません。
ターコイズブルー
古代エジプトでは、磨り溶かしてパステルカラーの水色の貴重な岩絵具としても使われていました。
現代では高価なトルコ石ではなく、様々な原料を用いてターコイズブルーという色の染料、顔料をが作られます。周囲の雰囲気を邪魔しない、優しくて心を鎮める不思議な青色です。とても好きな色です。
不貞を教えるてくれる宝石
トルコ石は、愛する人の不貞を教えてくれる石という言い伝えがあります。
どうやって教えてくれるかというと、色変わりして教えてくれます。最初はとてもキレイな青色が まるで汚れたように、くすんで彩度が落ちて青色が弱く沈み、鈍い緑色が強くなってきます。もちろん、迷信ですが 信じられていた時代もあったようです。
科学的にみると、出荷時に表面をコーティングしていたワックスが経年劣化で取れてしまい、ワックスがガードしていた目には見えない微小な穴に、長い時を経て汚れが侵入して沈着したものと考えられます。ある年月、時間が経つと不貞を疑えという警告タイマーみたいなものでしょうか。
おわりに
アメリカでも産出し、インディアンジュエリーとしても有名です。黒い網目模様は邪魔な内包物ですが、美しい入り方をすると価値が上がったりします。シルバージュエリーとコーディネイトされてることも多いですね。