献上品ではなくてちょっとしたお土産
(約600文字)
献上品とまではいかない
簡単なお土産
おかあさんの悲鳴
亥の刻を回った頃だったでしょうか、おかあさんが「きゃーっ!!」
おかあさんとは妻のことです。ニャンコズから見たら、全幅の信頼を寄せるおかあさんという立場です。
「来て、来て、来てー!!」
「ほら、ここを見てよーっ! もう。ほらほらー!」
指さす先には、半透明で中がうっすらと見えるA4サイズのボックス型ファイルバッグ。蓋は閉じられ、蓋と本体の1ミリほどの隙間に・・・。お分かり頂けるだろうか。
その時の様子の証拠写真が、こちら。
撮影機材:OLYMPUS SP800UZ 絞り値:f/3.3 露出時間:1/15秒 ISO-100 35ミリ焦点距離44
当の本人は必死です。しっぽが無いのは普通なので心配無用です。
釈放
ファイルバッグを庭へと持ち出し、暗闇の中パッと蓋を開け被害者を開放しました。釈放して無罪放免です。もともと冤罪ですから。
再逮捕
数分後、おかあさんが、もっかい「きゃーっ!!」
「また、連れてきたー!!」
なんだかんだで、可哀そうなやもりは居間で行方不明になってしまいました。
おわりに
とりあえず、謝っとこー。ごめんなさい。
撮影機材:OLYMPUS SP800UZ 絞り値:f/3.8 露出時間:1/160秒 ISO-50 35ミリ焦点距離62
て、たぶん悪いとは全く思っていないのがよく分かります。
想定される再犯率は、ほぼ100パーセントでしょうね。ニャンニャン。