葉ログ

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鉢植えの桑の木 マルベリー盆栽 枝がいっぱい

 鉢植えの桑の木、枝がいっぱい

桑は生命力のある木

今週のお題「急に寒いやん」

落葉後の枝振り

11月に入り、急に寒くなって参りました。

枝葉が繁っていた桑(マルベリー)の鉢植えも秋に気づき落葉しました。落葉が進むにつれて、2020年に成長した枝振りが見えるようになりました。

春に目覚めた きぼうを膨らまし、 満腹しあわせ受難たいふうの夏を越し、とても賑やかに枝が増えました。少しだけ、盆栽らしくなったように思えます。

桑の盆栽

 

春に剪定した頃の様子はこちら、寂しい枝数でした。

桑の盆栽

 上から見ると四方八方に、新梢が生まれたことが分かります。

桑の盆栽

 

葉が繁って枝が見えなかった夏 

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枝の太さに対して、まだ幹の直径が貧相ですが、鉢を締めてないので枝が伸び放題なのは仕方ありません、難しい所ですね。今後、枝の追い込みを続けて行きながら幹が太れば、大木の貫禄も出てきそうです。

桑の盆栽

枝抜き跡をキレイに整える便利なハサミはこちら

 

肉巻き

春に、抜いた太枝をコーキングで養生しましたが、傷の 肉巻き修復も順調のようです。

桑の盆栽

 

 

根張り

根張りもしっかりとしてきました。

踏ん張るような たくましい太根が、三本見えます。

出来れば将来、盤根に近くなれば素敵だなと思います。

桑の盆栽

 

今後の管理

年明けの2月に、将来の樹形を想像しながら不要枝を抜いて、切り口を養生します。

2~3日して切り口の養生が定着したら、新芽が芽吹く前に植え替えです。現在の土の状態は水落ちも良好で後一年くらいは大丈夫そうですが、根張りをしっかりさせたいので根を追い込むための植え替えです。植え替え時に根をがっつり剪定します。

 

おわりに

桑のように成長が早く、刈り込みにも耐えて芽吹きが激しい樹種の盆栽仕立ては、時短になります。定年後の老い先短い人が選択する盆栽樹種としてはとてもいいですね。半面、樹形が暴れるのも早いので、日々のしっかりとした剪定管理が必要です。

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用語の解説
盆栽

植木鉢に自然の深山幽谷などの風景を凝縮して表現する芸術的な植栽。外国での呼び名も「BONSAI」。

いかに実際の植木の大きさを感じさせないで味のある巨木に見せることができるかが、腕の見せ所。銘品盆栽を写真撮影すると樹高40センチの盆栽が樹高10メートルにも感じる。

客を見て値段を決める不透明な価格設定が多い業界なので、正札がついてない店も割と普通にある。切株おやじは盆栽屋でウロウロしてて刑事に間違えられたことがあるが、もしかして悪事を働く店だったの?

鉢を締める 根が自由奔放に伸びないように、小さめの鉢に押し込めること。枝の徒長を抑えられる効果があるが、幹の肥りが遅くなり潅水管理も激ムズになる。
肉巻き

枝や幹が欠損して木部が露出した箇所を周囲の樹皮が覆うように迫って包み込む、木が持っている自己修復機能。

切り口が大きいと全部塞がるのにかなりの年月がかかり、肉巻き途中の見た目はアワビに似てる。

肉巻きするだろうという予測の厚みを逆算して、コブにならないように凹むように剪定するのがベスト。綺麗に凹ませる専用鋏

枝を抜く

枝を付け根から剪定して、枝そのもの無かったことにすること。

枝を追い込む 枝を残したまま、ばっさり大きく剪定すること。芽の成長方向を見極めて、残したい芽のすぐ外側を剪定する。
根張り 地面から出てる根の様子。根張りが逞しいかどうかは巨木に見えるかどうかを左右する大切な要素。根から幹に移る部分は「立ち上がり」という。
盤根ばんこん 根張りの一種。四方八方に伸びる根の付け根が癒着してホットケーキみたいな板状になった根張り。盤根から緩やかな立ち上がりで幹が延びる様子は、巨木を感じさせて素晴らしいが、ある程度の形を作るまでにかなりの年月を要する。

 

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