大鉢を一人で植え替えてみた。月桂樹ローリエの大鉢 大きくて重いバラの大鉢も同じ。ゲッケイジュ
(約1600文字)
大鉢植え替え格闘記
大鉢効果の月桂樹(ローリエ)
今の「立ち上がり」の太さは直径5センチくらいでしょうか。樹高は、木だけで2メートルくらい?エンピツより細くて樹高40センチ位だった月桂樹の苗が、大鉢に植え付けて3年でこんなに立派になりました。地植えに近い大鉢の効果ですね。3年間植え替えしてないということで、根が回ってしまっていそうなので植え替えることにしました。
大鉢の植え替え
鉢から根鉢を抜く
植え替えの日の午前中まで雨が強かったこともあり、重いのなんの。
幹を持って引き上げるも、鉢と土ががっちりカンでて、とても抜けそうにありません。
鉢と土を引き離せ
どう頑張ってもダメなので、鉢と鉢土を離すことにしました。
◆ 秘密兵器その1 バーベキューの串
こんな感じで、鉢の全周に串を抜き刺して行きます。
一周、約10分かけての抜き差しです。一回りの途中で、コガネムシの幼虫が3匹、串に引き出されましたので即殺です。
◆ 秘密兵器その2 石割ハンマー
鉢のことを思いやれば、プラスチックハンマーの方がいいんでしょうね。でも、重いパンチを浴びせたかったので、デカい石割ハンマーで優しくコンコン。陶器の鉢には使えません。植木を倒すときは、幹を怪我させないようにマクラを当ててね。マクラは用土の袋が最適です。
さて、根鉢は抜ける気配はまったくありません。一人じゃ大変。もうひとり、鉢を押さえてくれる俺が欲しい。
◆ 秘密兵器その3 包丁とノコギリ
鉢にくっついてるところの土を掘り返して取り出すことにしました。
鉢の縁から4~5センチのところの全周に包丁を深々と刺して、刺した包丁を手前に倒します。缶切りの要領です。太根に当たって包丁が止まるところは、ノコギリを差し込み、ガシガシ。ノコギリは使い捨てになるかもしれないので、ダイソーで150円のものです。一周掘りましたが、まだ抜けません。
◆ 秘密でない兵器その1
お、鉢との間にスキマができたことで、ユサユサと揺さぶれるようになったではないですか。秘密でない兵器の右腕で、ユッサユッサゆっさゆっさ。そして、鉢植えごと寝かせて、やや内角をねらいえぐりこむようにして打つべし!打つべし!と言いながら、当て木の上から石割ハンマーで鉢のフチをガンガンたたきます。
縁の土がボロボロ落ちて、グラグラ感が出てきましたので、よいしょっと引っ張り出すと、抜けました。
根鉢を切り詰める
◆ 同じ鉢に戻すので、根鉢を切り詰めて小さくします。
土がガチガチだったり、根がビッシリと回って土がなくなっているようでしたら、根をバケツにつけて洗い、全部の土を取り除いて根をむき出しにして剪定することもありますが、今回は根の周りについている土も割とふかふかなので、土ごと切り詰めだけにしました。
◆ ノコギリで根鉢を切ります。
4辺を切って四角にしました。角を落として、8角にしようかなと迷いましたが、厚い雲が接近し暗くなって来ましたので先に進みます。
下側も切ります。これで、鉢の中に新しい根が伸びる「伸びしろ」ができました。
植え付け
団粒構造の野菜用培養土と赤玉土を5:5でブレンドした土で植え付けます。野菜用培養土は肥料入りなので元肥にもなります。土をすき込んだら、たっぷりと水やりして完了です。
おわりに
用土は乾き気味の方が、作業がしやすいですね。
ノコギリはスチール製ですが、あと数回は使えそうです。包丁は、研げば何回でも使えます。の深さが40センチくらいあるので、刃渡り40センチのステンレス包丁が欲しくなりました。
二人がかりでの植え替えを強くおすすめします。
270日前の月桂樹