サルノコシカケ 木材腐朽菌に浸潤される梅の古木 コフキサルノコシカケ
木材腐朽菌に浸潤される梅の古木
サルノコシカケというキノコ
サルノコシカケ
2018年9月17日
今年の春に大量の実をつけた梅の古木。根元に大きなウロがあります。というか、木の「 立ち上がり 」のほとんどがウロで皮一枚でつながっている感じです。
そのウロの中にサルノコシカケが生えていました。
ページ末「おわりに」に、この子が必要な方には差し上げる用意があります。
横幅4センチ位です。かわいいー。カワ(・∀・)イイ!!
この梅の古木のほぼ全身に、木材腐朽菌の菌糸が張り巡らせられてるんでしょうね。
梅ノ木はもう瀕死状態?キノコはコフキサルノコシカケかなー?まだ、ココア状の粉は吹いてませんので特定できませんね。
根元のウロの具合からみて、うちの梅の古木はもう長くないようです。(つд⊂)エーン この梅の木は片流れの水平幹に多くの大枝が成長し、根元が重量に耐えきれず、水平幹は4年で30センチも下がりました。
ウロができるメカニズム
剪定した切り口は、樹皮に守られていないため木の体内と同じです。むき出しなんですね。そこに、空気中に浮遊している色んな粒子がくっつきます。
木材腐朽菌の胞子も、どこにでも普通に空間に浮遊してますので、剪定の切り口に付着すると、そこから菌糸を伸ばして木のセルロースなどを分解して栄養に変え、数年をかけて木を蝕みます。
木材腐朽菌の感染防止は予防が大切
木材腐朽菌の胞子の付着防止はこれしかありません。剪定した切り口を、できるだけ早く空気と遮断することです。
どうやって切り口を空気と遮断? 遮断方法
空気と遮断する方法は、剪定した切り口にとにかくなんか塗ることです。おすすめは園芸用の癒合剤。切り口ガードと肉巻き促進を同時にやってくれます。
でも、お値段が少々高いんですよね。大きな切り口には、もったいなくてとても使えません。
安くあげるために、直径5センチ以上の切り口にはコーキングを塗ります。これは、万能、お勧めです。ただし、変性シリコンは耐候性がありませんので✖。思い付きでちゃちゃっと剪定して、あれっ、手元にコーキングがない。そんな時は木工ボンドを応急塗布。木工ボンドは雨で濡れるたびに、白色軟化しますのであまりお勧めではありません。けど、俺はよくやります。
ふわふわ浮遊胞子はそこかしこにいますので、剪定したらスグ塗るを心がけましょうね。
どのくらいの大きさの切り口に防護幕の塗布は必須?
剪定した箇所の直径が1センチ以上なら、即やりましょう。
おわりに
サルノコシカケは漢方薬だそうですね。
ガンに効くとかの噂も耳にします。
葉ログ読者様でご希望の方には、ご一報くだされば、梅の木からむしり取って無料でお送りいたします。 2019年10月に譲渡されましたので、もうございません。
んーー。このキノコ、どういうふうに煎じるんでしょう。
煮込むのかな?