葉ログ

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ひすいと名がつく石は多いけど本ヒスイはこう見分ける。  ジェダイト 本翡翠

 本ヒスイはこう見分ける

本ヒスイ(ジェダイト)の見分け方

 

ひすいという宝石

知ってる範囲で、宝石をご紹介していきたいと思います。結月さん(id:yudukisakuta)さんからのリクエストです。

ひすいの写真

ひすいは一般的に緑色の半透明の宝石です。通常、カボッションカットという楕円形の半円状のゲンゴロウみたいにカットされた形が多いですね。本ヒスイは硬玉やジェダイトと呼ばれます。鮮やかな緑色で透明感がありムラが無い石は「ろうかん」と呼ばれ目ん玉が飛び出るくらいの非常に高価で取引されます。

 

ひすいを漢字で書くと翡翠

ひすいは5月の誕生石で、漢字では翡翠と書きます。翡翠とは鳥のカワセミのことでもあります。翡は赤、翠は緑。そう、宝石のヒスイも、緑だけではなくいろんな色があります。

 

カワセミの写真

toraemonさんによる写真ACからの写真

 

ひすいの偽物

緑色の半透明な石は、何々ヒスイという名前で流通していることが多いです。高価な本ヒスイにあやかって流通経路に乗せちゃえという販売業者の下心です。この「何とかヒスイ」という名前をフォールスネームと言います。

本ヒスイの硬玉に対して軟玉と呼ばれるネフライトという石があります。昔は本ヒスイとは区別がつかず同様に翡翠として取引されていました。区別がつくようになってからは、硬玉より格落ちで取引されています。

ジェダイトとネフライトの見分け方

天然の宝石には、なにがしかの不純物が含まれています。含まれた不純物のことを内包物といいます。内包物は肉眼では、曇りやにじみ、色むら、汚れや割れに見えます。内包物は無いほうが宝石の価値を上げますが、天然石か合成石かの判断基準になります。顕微鏡レベルでは天然石には内包物が入っていないことはあり得ませんので、全くないものは天然石ではない可能性があります。

 

硬玉(本ヒスイ ジェダイト) 

内包物が色むらに見えますが、色むらの部分が角度93度に交差しています。

 

軟玉(ネフライト)

色むらの部分が、角度120度に交差してます。場所によっては角度60度に見えます。

 

その他のフォールスネームのヒスイ

オーストラリアヒスイ

きれいなアップルグリーンの均一な色をした美しい石です。実名はクリソプレーズといい、縞無しメノウのカルセドニーという石のグリーン版です。大きめのカフスボタンとかによく使われます。ミクロの結晶が集まった潜晶質のため、着色処理された物もありますのでご用心です。

 

インドヒスイ

渋めの緑色をした石で、グリーンアベンチュリンクオーツが正式名称です。水晶の中に雲母や赤鉄鉱のキラキラ入りの時もあります。キラキラがこれでもかと飽和状態でブチ込まれると砂金石と呼ばれます。

 

アフリカヒスイ

トランスバールヒスイとの表記もあります。グリーングロッシュラ―ライトガーネットが含水してハイドログロッシュラ―ライトガーネットとなった半透明の石で、色むらも本ヒスイによく似ています。

 

アマゾンヒスイ

流通大手のブランド名ではありません。アマゾナイトという石を無名なアマゾナイトでは流通ラインに乗せられないので、アマゾンヒスイとか言ったりします。緑色の石はヒスイに似てます。青色の石はターコイズに似てます。

 

おわりに

ひすいは半透明の緑色の石ですから、偽物はガラスやプラスチックでも簡単に作れます。ご購入の際は鑑別書つきのを選びましょう。

にゃんこぷさんから、フォスフォフィライトのリクエストがあり、また困らせようとして架空宝石をぶつけてきたなー。と思ったら、ちゃんとあるんですね。希少宝石の記事を書くことがあったら乗せたいと思います。ないかもしれませんけど。 

 

 


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