本当の酒飲み 酒屋での出来ごと 【変な奴シリーズ】
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本当の酒飲み
酒屋での出来事
とりあえずブックマークすると後でゆっくり読めまーす。
コメント無しでも嬉しいな。
静かな騒ぎ
切株おやじが繁華街の入り口のアクセサリー屋で、夜のアルバイトをしていた若かりしある日の出来事。
アクセサリー屋の隣は酒屋だった。酒屋には小さなカウンターが設けられ、俗にいう「
その夜も、勝手に顔なじみ認定の常連おやじどもが集まっていた。
切株おやじの悪友どもも、いつものようにうちの店の前に
何も買わないくせに、毎晩来るよなー。
悪友の話はこちらにゃん。
エアブラシでの官能描画 点描の矢沢永吉 ドラゴンの武勇伝①
客待ちのタクシーが店の前の国道に並び始めた夜も10時を回った頃、なんだか隣の酒屋から声が聞こえる。
ろれつも回ってないし、少し離れてもいるので何を言ってるのかまでは分からない。
寡黙な店の主と無口な常連客のめったにない会話に、皆が酒屋の方を見ていた。
と、急に常連の眼鏡でバーコードのおやじが一歩下がったかと思うと、一段下の歩道に尻餅をついた。気だるく丸い背中でコンクリートの上にゴロンと転がる。
普段は温厚な店主が突き飛ばしたようだった。
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賞賛の拍手
「おーっ!」という声とともに、ギャラリーから拍手が巻き起こった。
転がった酔っ払いおやじの右手には、注いだばかりのコップ酒が一滴もこぼれずに掲げられていた。
助け起こされる間も、震える手の中で日本酒は水平を保ち続けた。
賞賛の声が上がった。「根っからの酒飲みだな、おっさん。」
おわりに
この界隈には、変な奴らが出没しておりました。
変な奴シリーズが数回出てまいりますが、お楽しみ頂ければ幸甚に存じます。
夜のアクセサリー屋さんの話
グーグル様へ
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用語の解説
角打ち | 買った酒をその場で飲ませる酒屋、その飲み方。昔、升酒で提供していた北九州の炭鉱の町より全国へ広まった言葉。 |
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バーコード | テカる球体にまばらな黒の細線で描かれたアート。セットには時間がかかるが風で乱れる。 |
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