葉ログ

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9月の誕生石はサファイア オリハルコンの剣の考察

 

ブルーサファイアの写真

てふてふさんによる写真ACからの写真

 

9月の誕生石はサファイア

ダイアモンドに次ぐ硬さとダイアモンドに勝らずとも時に劣らない美しさを誇るサファイア。やっぱ、ダイアモンドの方ががキレイかなー。コノミノモンダイ

 

サファイアはナニ色

そんなん、決まってるっしょー、やん。と、即答したあなた。ちっちっちサファイアは無色もあり、サービス満点に各色取り揃えてもおります。誰が各色取り揃えたかってー?そんなおせっかいな奴は、地球です。でもね、だけはどこ探しても絶対に無いんだー。ピンクサファイアはあっても、レッドサファイアは存在を許されていません。

嫁入り道具に青いものを持っていくと幸せになれるという「サムシングブルー」ということで、ブルーサファイア入りのペア結婚指輪が流行ったこともありましたねー。宝石入りの指輪が照れくさいという新郎の意見で、加工がむっちゃメンドクサイのに、わざわざリングの内側に裏向きにセットしたりして。

 

サファイアの正体

美しいサファイアの裸石ルース。ルースとは、まだ装飾品の指輪などにセットされてない転がされたままの石です。流通過程では原石のままの結晶状では無く、すでにカットが施されて いかにも宝石の形をしています。

サファイアのルース

サファイアを難しそうな化学式で表すと、AL2O3.。酸化アルミニウムの結晶です。

うっそー、アルミニウムなのー? あの雪平ナベと同じー。一円玉と同じー?窓のサッシと同じー?

 

サファイアに赤色が無いワケ

赤色のAL2O3という酸化アルミニウムの結晶も自然界には存在します。酸化クロムを含有すると赤色になるんです。そう、赤いサファイアになった途端、名前がルビーと変わります。サファイアとルビーは色違いの同じ宝石なんです。総称してコランダムと言います。ルビーは7月の誕生石ですね。

 

オリハルコンの剣

 


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失われたアトランティス大陸にあったと言い伝えられてるオリハルコンという金属。真鍮だったとの説が有力ですが、アルミニウムではないかとの説もあります。五円玉か一円玉かの争いですね。オリハルコンで造った剣は何でも切れたとのこと。きゃー、斬鉄剣以外の日本刀より切れ味が鋭い? 海のトリトンが持ってましたね。(*´▽`*)

 

オリハルコンの材質の考察

素材の硬さ

日本刀の切っ先は炭素鋼という鋼です。モース硬度で表すと4.5から6くらいでしょうか。モース硬度とは物質の硬さに順位をつけたものです。一番はダイヤモンドで硬度10。ここで、硬さの順番を見てみましょう。

ダイヤモンド 硬度10

サファイア  硬度9

水晶     硬度7

ヤスリ    硬度6、5

日本刀    硬度4、5~6?

真鍮     硬度4~5

アルミニウム 硬度2~2、9

チョーク   硬度1

オリハルコンの剣は何でも切れるそうですので、少なくとも硬度7以上は欲しい所です。あーっ、オリハルコンではないかと言われている真鍮とアルミニウムはここで脱落しました。

 

素材の壊れにくさ

いくら硬くても、刃こぼれが多いようでは剣に向きません。一番硬い鋼はモース硬度8,5ですがもろくて刃物に使われません。割れにくさは粘り強さのことで靭性じんせいと言います。サファイアの方がダイヤモンドより靭性は高く割れにくいのです。

 

伝承と素材からの考察

コランダムの材質は酸化アルミニウムですので、言い伝えにあるアルミニウムと合致します。靭性も高いです。コランダムの単結晶ではなくて目に見えないくらいの微小な結晶の集まりである潜晶質の状態にすると更に靭性が高まるかも知れません。

おー、オリハルコンの剣はコランダムで出来てたんだー。トリトンが持ってたオリハルコンの剣は赤く光ってましたのでサファイアではなくルビーだったのかも知れませんね。ねえ、ルカー、どうなの?

 

おわりに

無色のサファイアは腕時計にも傷がつきにくいサファイアガラスとして使われてます。天然サファイアと同じ成分で同じ硬さの合成サファイアはベルヌーイ法という方法で大きな結晶が作られています。色付けも自由にできますのであった。

 

 

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